こんにちは、せいやです。
今回はロードバイクの「施錠しない鍵」であるAlter Lock(オルターロック)を紹介します。
ALter Lockはこれまでの物理的な鍵とは一線を画した、次世代型の鍵です。
サイクリストの方は、名前だけでも聞いた事があるかと思いますが、購入するか迷っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、実際に僕がAlter Lockを導入したレビューを、事細かに説明していきます!
導入するか踏みとどまっている方は、是非この記事を読んでいただきたいです!
Alter Lock(オルターロック)とは
オルターロックは、これまで自転車に使用されてきた鍵とは全く違う方法で自転車を盗難から守る「次世代型の鍵」です。
何がこれまでとは違うかというと、
- 振動検知アラーム&スマホ通知
- GPS追跡
この2点で愛車を盗難から守ってくれます。
振動検知アラーム&スマホ通知
オルターロックの第1の機能が「振動検知」です。
オルターロックを「ガード状態」に設定した時に、一定の振動を検知すると、警報音がなる仕組みです。
この警報音で自転車泥棒を威嚇すると共に、周囲の人の目を向けることで、かなり盗難のリスクを軽減してくれます。
さらに、このアラームが鳴ると、スマホに通知がきます。
これによって、愛車になんらかの異変があったことを、遠くにいても知らせてくれると言うわけです。
この機能だけで、かなりの安心感があります。
GPS追跡機能
警報音を気にもしない最強の泥棒に、自転車を盗まれてしまう可能性も否定できません。
しかし、オルターロックの本領を発揮するのはここからです。
それが第2の機能「GPS追跡機能」です。
オルターロックをガード状態に設定しているときに、自転車が移動するとスマホにまず振動検知の通知がきます。
さらに合わせてGPSを使って、位置情報をアプリで確認することができます。
元の場所からどんどん移動されても、リアルタイムで位置情報を知らせてくれます。
(リアルタイムですが、位置情報の通知は数分おきです。)
どれだけの期間追跡可能かと言うと、オルターロックの充電が続く限りです。
オルタロックは最長で、約1ヶ月半は充電持ちするので安心ですね!
この機能によって、万が一愛車を盗難されたとしても、位置情報を手掛かりに追い掛けることができるので、発見できる可能性が格段に上がります。
警察と手を組んで、犯人を捕まえることができるかもしれません!
Alter Lockの口コミ
オルターロックは、2018年12月からサービスが開始されました。
比較的新しい商品ですが、注目度は高く多くの口コミが寄せられています。
まだ新しいため、良い口コミもあれば、現状のサービスにまだ不満がある口コミも見受けられます。
良い口コミ
軽量でアラームを搭載していて、スマホに通知がすぐに来る。GPS追跡もですが、振動検知感度を調整できたり、アプリの細かな配慮も含めて、サイクリストのことをよく考えられた商品です。
これが活躍しないことが重要ですが、コンビニとかトイレとか、ちょっとしたときの安心感はかなり違いますね。/出典
とりあえず2ヶ月ほど使いましたが、ばっちり機能しております。すごい安心感です。ただこれ自体をとられるのではないかという不安感が襲ってきまして、取付の六角ボルトをロックするパーツを買いました。これで絶対にとられないし、とられてもすぐ分かる。とられないという安心感があると気楽に乗ってでられますね。維持費も安いし、みんなこれつけるべきですよ。すごくおすすめします。
充電に、手持ちのモバイルバッテリーを使ってみたところ、十分に充電されました。とりはずさなくても運用可能ですね。/出典
すこしぶつかっただけで、大音量でアラームが鳴り、アプリに盗難通知が来るので効果は抜群だと思います。
・GPSが、電波状況により精度が落ちるので、位置情報が取得できませんでした。が頻発する
・振動検知感度を高に設定すると、少し風で振動しただけでも通知が来るので、中がベスト
・アプリ側では追跡中の情報で住所が刻々と変わるので自転車が移動しているのでめちゃ不安になるが、
見に行ってみるとまったく自転車は移動してない
・設定でアラームを自動的にOFF に入れておかないと、スマホのバッテリー切れと同時に、乗っている
状態でアラームが鳴りまくるので恥ずかしい。。
でも、そうしたものも含めて、盗まれそうになることに対して徹底的に通知・アラームをならすAlterLockは
大切な自転車を守りたい人にはベストなチョイスだと思います。/出典
悪い口コミ
誤検知が多いです。
今日はオートガードモードでクロスバイクに乗っているときに通知が来ました。
また振動検知感度を低にしているにもかかわらず、会社敷地内の駐輪場に停めている状態で毎日のように通知が来るので狼少年状態です。/出典
スマホのバッテリーをかなり消費する。
Alterlockアプリが約3割のバッテリーを消費するので、かなり迷惑。Androidで使用。
また、位置情報を取得出来ないことがある。初回アラーム時は速報性を優先させるので位置が取得出来ないのは仕方がないが、その後に位置が取得出来ないのは問題。GPSだけ使いSigfoxで位置を取得してないのかも?/出典
私はandroidを使用しているのですがスマホによってはアプリの誤検知や、Bluetoothの接続がうまくいかなかったり、位置情報が取得できなかったりします。問い合わせ済ですが結局、機能が使用不可という答えしか帰ってきませんでした。そうなると使いたくても使えません。今後対応機種の種類を増やしてくれることを願います。/出典
Alter Lockの嘘なしレビュー
導入の経緯
僕がAlter Lockを導入するに至ったきっかけは、新しいロードバイクを購入したことがきっかけです。
それまでは、ルイガノの10万円ほどのクロスバイクに乗っていました。
大学生の時から乗っていたこともあり、非常に荒い乗り方をしていたため、様々な部分が劣化していました。
修理するくらいなら新しい自転車に乗り換えることにしました。
そこで安物買いの銭失いにはなりたくなかったため、思い切ってTREKのDOMANE SL6を40万円で購入しました。
パーツやアクセサリーなども含めると、約60万円ほどになります。
最初は「乗車のワクワク」で夜も眠れなかったです。
しかし、日に日に「盗難の不安」で夜も眠れなくなりました。
もしこんな高額な、恐らく一生物になるであろう愛車が盗難にでもあったら発狂してしまいます。
そこで夜な夜な、どうしたら盗難されないのかを調べ続けました。
最初はトランクルームでも借りて、毎回入れに行くことすら考えました笑
面倒な上に融通が効かないのでやめましたが。
そんな中で辿り着いた、僕の中の3大ロックの一つが「ALter Lock」だったと言うわけです。
購入方法と価格
私は店舗で購入しましたが、オルターロックはamazonや楽天でも購入可能です。
店舗での購入であれば、購入と同時に盗難防止用のネジで装着してもらえるため、店舗で購入したのですが、後々そのせいで何度も工賃を払うと言う罠に陥りました。
それについては後ほど説明します。
デバイス本体の価格は税込¥9,065です。
店舗で購入した私だからこそ、おすすめしたいのはamazonや楽天での購入です。
理由は上記の工賃の件と合わせて、後ほど説明します!
装着方法
オルターロックの装着方法は、至って簡単です。
ボトルケージを取り付けるのと同じ様に、自転車のボトルケージ取り付け台座に装着します。
・一般的な自転車であれば基本的に対応
・付属の取り付けボルトは六角ねじ式(3mm)
オルターロックを装着してしまうと、ボトルケージが一つ使えなくなってしまうのではないかと思うかもしれませんが、安心して下さい。
オルターロックの上からでもボトルケージを取り付けることも可能です!

↑僕の場合はボトルケージではなく、ABUS6500という鍵をオルターロックの上から取り付けています。
ABUS6500は1.5kg程ありますが、それを上からつけても問題ありません!
上下は特に気にしなくても良いとは思いますが、充電口は片側にしかありません。
自分が普段、家で保管している際に充電しやすい向きでの装着をオススメします!
オルターロック自体が盗難されるのでは?
オルターロックの付属ボルトは六角ネジ式になっております。
普通ではなかなか使われない3mmの六角ではありますが、それでもオルターロック自体の盗難が心配ですよね。
僕も最初はそれが心配で、店舗にて盗難防止ボルトを装着してもらいました。
しかし、このボルトをつけてしまうと、その店舗でしか取り外しが出来なくなってしまいます。
これが先ほど説明した、「何度も工賃を払う罠」です。
絶対に取り外さないと言う方は別に良いのかもしれませんが、僕はロードバイク買いたてだったため、まだボトルケージを購入していませんでした。
しかし、先にオルターロックを装着してしまったため、上からボトルケージを取り付ける時には、わざわざ取り付けた店舗に行かなければなりません。
ほとんどの方がボトルケージはすでにお持ちかもしれません。
しかし、それでも交換したい方、自転車を2台持ちの方でオルターロックを併用したい方、自転車を新しく買い換える可能性なども考慮すると、店舗でしか取り外せないのは不便でしかありません。
もしかしたら、引越しする可能性だってあるわけですからね。
そのため、僕がオススメしたいのはキャップボルトをロックする「HEXLOX」と言う商品です。
ちなみにこれは僕の3大ロックの内の1つでもあります。
HEXLOXの詳しい説明は別記事で紹介しますが、これを使えばサドルやハンドル、ホイールを自分専用のネジで完全にロックできます。
このシートピンをオルターロックをロックする用に一つ多く購入しておけば、全てのパーツを自分専用のネジで固定可能です。
1つのピンは約¥3,000です。
工賃は一回あたり約¥1,000したので、大体3回分の価格と同じです。
これをどう捉えるかは人それぞれですが、自分で自由に取り外せた方が、僕は絶対に良いと思ったのでHEXLOXで止めています。
僕はすでに2回も工賃を払っているので、もっと速く気づいていればと悔やまれます。
しかし、今後のことを考えると、店舗でしか外せないと言うのは不便でしかないと思います。
今後オルターロック を導入予定の方は、合わせてHEXLOXも検討してみてはいかがでしょうか?
設定方法
オルターロックは、取り付けただけでは何にも意味がありません。
取り付ける前でも、取り付けた後でも良いのですが、オルターロックの初期設定と、スマホとペアリングをする必要があります。
Alter Lockアプリをインストール
最初にオルターロック(AlterLock)公式アプリをインストールします。
iOSもAndroidも対応しています。
App StoreやGoogleストアで検索して下さい!
新規アカウント登録
アプリをインストールしたら、次に新規アカウント登録をしていきましょう。
手順は画面の指示通り進めればあっという間に終わります。


しかし、アカウント登録だけでは使えません。
それが次の、サイクルガードサービスへの加入です。
サイクルガードサービスへの加入
オルターロックは本体を購入しただけでは使えず、サイクルガードサービスに加入しなければなりません。
つまり、本体代金に加え、¥390円/月(または¥3,960/年)の維持費がかかります。
これで初めてオルターロックが利用できるわけですが、盗難の保険だと思ったら安いものです。
手順は下記の通りで、アカウント登録をした際のメールアドレスに届いたメールから行っていきます。

スマホとペアリング
サイクルガードサービスに加入したら、最後はアプリを使って、スマホとオルターロックをペアリングしていきます。
スタートガイドの右下に、各デバイス専用の認証コードのシールが貼られているので確認して下さい。

これも画面の指示通りに進めれば一瞬で終わります。

これで設定は終了です。
ここから僕が実際に使用してみた感想を書いていきます!
実際に導入してみた感想
安心感が半端ない
この記事を執筆している今は、導入してから約3ヶ月経過していますが、僕の愛車は未だ盗難されていません。
これがオルターロックのおかげなのかは分かりませんが、盗難どうこうより「安心感」が素晴らしいです。
オルターロックを付けているだけで、目に見えなくてもロードバイクを間接的に監視出来ているため、安心して自転車を止めておく事が出来ます。
長時間の駐輪の際はもちろん地球ロックしますが、ちょっとコンビニに寄りたいときなどにわざわざ地球ロックするのは面倒でしかありません。
しかしオルターロックがあれば、わざわざ地球ロックしなくても、漕げないようにロックする程度で十分です。
動かしたら通知が来るので、コンビニの中であれば、すぐに駆けつける事ができるため、盗まれる前に犯人を捕まえる事ができるでしょう。
バッテリーの持ちが素晴らしい
現在3ヶ月使用しましたが、充電回数は2、3回程度です。
充電のことはほとんど気にしなくて良いくらい長持ちします。
しかし、長持ちするからと言って毎回ギリギリまで充電しないでいると、万が一盗難された時に、充電が切れてしまい、使い物にならないなんてこともあります。
そのため、公式サイトでは1ヶ月半ほど持つと書いてありますが、3〜4週間に一回は充電しておいた方がいいと思います。
雨にも強い
オルターロックはIP66に対応した防水防塵で、雨の中でも問題なく利用できました。
しかし公式サイトでは、「水の中に落としたり、濡れたまま充電をしないでください。」と記載されているため注意は必要です。
USBコネクタは剥き出しになっているのですが、それでも雨に濡れて大丈夫らしいです。
しかし、泥や土などが入ったら流石にヤバそうなので、僕は別売のUSBコネクタ用の防水キャップを装着しています。

充電もそんな頻繁にしないので、付けていてもそんなに手間には感じません。
通知の頻度が気になる?
導入して初期の時は、多少不安もあったため、振動検知の感度をMAXの「強」にしていました。
強にしておくと、本当にちょっとの振動でアラームが鳴るため、安心感はありますが、一日に何回も通知がきます。
多い時は5時間で10回くらい通知がきて鬱陶しいくらいでした。
最初は鳴るたびに、気がかりで仕方ありません。
通知がきてもすぐに行けない時が多いので、不安で何も手につかなくなりました笑
しかも、GPSも完全に正確と言うわけではなく、通知が来るたびに微妙にズレています。
それがさらに不安感を煽ります。
しかし用事を終えて、ダッシュで向かうと、そこには愛車が何事もなかったかのように凛として止まっているのです。
僕はよく歩道に設置されているレール式の駐輪場に止めておく事が多いです。
多分ガチガチのサイクリストからしたら、高価なロードバイクをそんなところに止めておくのはおかしいと思うかもしれません。笑
しかし、僕はミニマリストのため、普段乗り用、長距離用、レース用などに分けて、何台も持ちたくありません。
どこに行くにもこの愛車を使うため、そう言うところに止めることは避けられません。
このレール式の駐輪場は隣との距離も近いため、隣の人が自転車に触れてしまうことはしょうがないと思います。
それに気付いた時から、僕は振動検知感度の設定を「弱」にしました。
こうすれば、触れたくらいでは鳴りませんが、持ち出したら確実に警報音が鳴ります。
このような公共の駐輪場に止める時は「弱」設定がちょうどいいと思います!
アラームの大きさはちょうどいい
アラームの大きさは、個人的に大きすぎず小さすぎずと言った感じだと思います。
不本意な状況で鳴ってしまうと、うるさいと思ってしまいますが、今まさに盗まれると言った状況で音が小さいと、周りの人に気付いてもらえないかもしれません。
音が小さいと、窃盗犯もこれくらいならと頑張って、盗めてしまうかもしれないので、これくらいがちょうどいいかと思います。
オートガード機能について
オートガード機能とは、自分がオルターロックから離れたら、自動でロック状態になる機能です。
最初これは魅力的な機能だと思っていたのですが、早々に手動モードに変更しました。
と言うのも、中々オートガードされない上に、本当にロック状態になっているか不安で結局アプリを開くからです。
オートガード機能は電波強度の設定によって、どれくらいの距離で反応するかを調節できます。
強度を弱くすれば、少し離れただけでBluetoothが切れてロックされるのですが、逆に近づいても中々ロックが解除されません。
しかし、強度を強くすると、ロック解除はされやすいが、離れても中々ロックされず、コンビニの中に入ったくらいではロックされない時もあります。
駐輪する場所によって、自分と自転車の距離感は変わってくるため、オートガードされる時とされない時とが発生します。
これでは本末転倒のため、僕は毎回手動でロックしています。
確かにハンドフリーでロックの開閉ができれば現代的ではありますし、ちょっと憧れます。
しかし、やっぱり手動の方が安心ですし、スマホでロック解除をする姿も十分革新的だと思うので満足しています!
簡易的な鍵との併用で十分
僕は長時間駐輪する時もあるため、ABUSのセキュリティレベル15のブレードロックを常備しています。
しかし、多くのサイクリストの方は休日に趣味やトレーニングなどで乗る事が多いのではないでしょうか?
そのような時は、ロードバイクを離れるのは、トイレかコンビニかと思います。
それ以外にしても長時間止めることは滅多にないと思います。
このような時にオルターロックを付ければ、鍵を壊すのに数分の時間稼ぎさえできればすぐに駆けつける事ができます。
そのため、ゴツい鍵とはおさらばして、さらに身軽にサイクリングを楽しむ事ができます。
僕は長時間止める事が多いのでごつい鍵ですが、短時間の駐輪しかしない方は簡易的な鍵でも全然いいと思います。
一瞬で切られてしまうワイヤーの鍵はやめた方がいいですが、下記のOtto Lockなんかはそう簡単に切られない上に非常にコンパクトかつ軽量なので良さそうです!
オススメの設定
オルターロックを導入してみて、個人的にオススメの設定は下記です。
- オートガード:無効
- 振動検知感度:弱(風で多少揺れるくらいでは反応しないが、弱でも鳴らないように盗むのはほぼ不可能なため)
- 電波強度:5(1-5段階中最高)
電波強度についてはオートガードの際は設定が難しいですが、手動の場合は問答無用でMAXにした方がいいです。
と言うのも、電波強度が低いと、なかなかロックの操作を手動でも出来ないからです。
MAXにしておけば、すぐにスマホとオルターロックが反応してくれるので、ロック開閉に手間取らなくてよくなります。
まとめ
僕が実際に使用している3大ロックの一つオルターロックをご紹介しました。
本体代も安いわけではないですし、その上維持費もかかる事を考えると、確かに導入するのに躊躇してしまう気持ちも分かります。
しかし、本来楽しいはずのサイクリングが、自転車の盗難を恐れて楽しくなくなってしまっては本末転倒です。
また、自転車は非常に盗難されやすいですし、盗難されてしまうと発見することはほぼ不可能でしょう。
盗難されてからでは遅いので、愛車を出来うる限り守るためにも「Alter Lock」をぜひ導入してみて下さい!
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