こんにちは、せいやです!
ここ数年の日本は四季ではなく二季になってきている気がします。
夏が終わり秋がやってくると思っていると、いつの間にか寒くなってきています。
しかし、逆に言えば温度調整も「夏」か「冬」かの二択で考えることが出来るため、わざわざ春秋用まで買わなくても良くなっている気がします。
自転車に乗っている方は、おそらく「冬」の服装が一番難しいと感じているのではないでしょうか?
自転車に乗らない人は、とにかく暖かいインナーにしておけば問題ないかもしれませんが、自転車に乗る方は寒さに加え、「発汗」についても考えなければならないからです。
冬なのに汗をかいてしまい、自転車から降りると汗冷えしてしまい悩んでる人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな悩みを解決してくれる自転車用のインナーの選び方をご紹介します!
冬用インナーの種類

生地の厚さ
ライトウェイト(薄手)・・・All Season
例えるならば、UNIQLOの通常のヒートテックです。(サイクリングでヒートテックはNGですが)
- オールシーズン着用可能(真冬は他のインナーと重ね着)
- 速乾性がもっと高い
おそらく日本では最も活躍していた1枚かもしれませんが、最近の日本は春秋が無くなってきているため出番が少なくなってきているかもしれません。
それでも、1枚は持っておきたいですね!
ミドルウェイト(中厚手)・・・Winter&Midwinter
例えるならば、UNIQLOの通常のエクストラウォームヒートテック(極暖)です。
- 初冬から真冬まで着用可能
- 保温性と速乾性のバランスが最も良い
日本の気候を考えると、東北や北海道にお住みの方以外は、ミドルウェイトの素材まで持っていれば冬のライドは耐え凌げるかと思います。
むしろ、厚すぎると逆に汗をかきすぎてしまうかもしれません。
東北以南の人は必須アイテムです!
ヘビーウェイト(厚手)・・・Midwinter
例えるならば、UNIQLOの通常のウルトラウォームヒートテック(超極暖)です。
- 氷点下近い真冬で着用
- 最も保温性に優れている
東北や北海道などの本当に寒い地域でサイクリングする際には、ヘビーウェイトくらいの厚さのインナーが必要になってくるかと思います。
また、それより南にお住みの方でも、そこまで激しく漕がない方や、寒がりな方はヘビーウェイトを選んだ方がいいかもしれません。
必須とまでは言いませんが、必要であれば用意しておくのもいいでしょう!
生地の素材

メリノウール
- 保温力が高い
- 肌触りが良い
- 速乾性が化学繊維より劣る
- 価格が化学繊維より高い
価格は特に気にせず、特に暖かさを求める人はメリノウールを選んだ方が良さそうです。
速乾性が劣ると言っても、やはり自転車用インナーとして作られているため、よっぽどの汗かきでない限り問題ないかと思います!
化学繊維
- 速乾性に優れている
- 価格が化学繊維より安い
激しいライドをする人や、よく汗をかく人は化学繊維のインナーを選んだ方が良さそうです。
ウールの自然な肌触りや暖かさを求める方は、化学繊維に抵抗があるかもしれませんが、化学繊維でもウールに匹敵するくらい暖かい商品はあります。
また、ウールというのは天然素材のため、進化に限界があります。
しかし、化学繊維は進化の可能性が無限大です。
暖かさも速乾性も求める人は化学繊維を選びましょう!
冬用インナーの選び方
保温×吸水速乾素材を選ぶ
自転車の冬用インナーとして、まず求められることは、
- 保温性
- 吸水速乾性
この2点です。
まず暖かくなければ寒い冬のサイクリングは辛すぎます。
乗り初めは特に体がまだ温まっていません。
そのため、着た瞬間から温かいインナーがベストです。
次に吸水速乾性ですが、冬のサイクリングは乗り始めこそ寒いですが乗っていると段々体が温まってきます。
ある程度までは問題ないのですが、さらに温まると体感でわかるくらいの汗をかいてきます。
この汗を体感するということは要するに、蒸れて不快な思いをするだけでなく、自転車から降りて汗が乾き始めると、汗冷えしてしまいます。
そのためより速乾性の高い物を選ぶ必要があります。
サイクリングでヒートテックはNG
もうご存知かもしれませんが、サイクリングに限らず、スポーツでヒートテックを使用するのはNGです。
いくら吸水速乾性が向上しているとは言え、ヒートテックは日常生活程度でかく汗なら乾かしてくれますが、スポーツでかく量の汗は速乾機能が間に合いません。
そのため、乾ききらずヒートテックが湿り、それが原因で汗冷えしてしまいます。
ヒートテックは、繊維が汗を吸収し、その汗を原料にして発熱すると言う仕組みです。
速乾性どうこうの前にこの機能がスポーツには不向きなのです。
汗をかいている時は、すでに体も温まっているので発熱してくれなくて良いわけですからね。
要するに、着た瞬間から温かく、汗をかいてきたら素早く乾かしてくれるインナーを選びましょう!
自分のライド環境や好みに適した厚さ・素材を選ぶ
人によってサイクリングの環境は異なってきます。
- 気温
- ライドの強度
- 汗かき具合.etc.
極端に言えば、北海道と沖縄の人とでは適切なインナーは変わってきます。
自分がサイクリングをする環境によって適切なインナーを選びましょう。
また、ライドの強度と言うのは、ロードバイクでトレーニングをする人とポダリング(散歩程度の軽いサイクリング)をする人でかなり変わります。
トレーニングの様な強度の高いライドを行う人はたくさん汗をかくため、薄めの速乾性重視の素材。
ポダリング程度の人はそこまで汗をかかないため、保温性重視の厚めの素材。
しかし、ライド環境や強度が同じでも、汗かき具合や求める暖かさは人それぞれです。
また、機能性重視の化学繊維か、肌触りを求めてウールにするかと言う選択もあります。
そのため、正解はありません。
上記に挙げた条件などを考えて、自分に適したインナーを選びましょう。
タイトなサイズを選ぶ
サイクリングウエアは、ピタッとタイトにフィットする物が基本です。
インナーも同様にタイトな物を選びましょう。
肌にしっかりと密着することで、保温性や吸水速乾性が最大限発揮されます。
そもそもタイトな商品を選ぶことも必須ですが、サイズもピッタリかやや小さめくらいを選んだ方がいいです!
僕も適正身長より一つ下のサイズを選びました。
サイクリング用インナーの着用方法
サイクリングする際にインナーを他のウエアとどの様に組み合わせて着用すればいいのか迷いますよね。
冬の私服で考えれば、
インナー→ニット→(ジャケット)→コート
こんな感じで何枚も着用しますよね。
僕は当初、サイクリングでもそれくらい必要なのか?と疑問に思っていました。
しかし、ショップ店員の方にお聞きしたところ、冬でも
インナー→ウィンタージャケットorサイクルジャージ
この組み合わせで大丈夫とのことです。
サイクルウエアとして作られているだけあり、やはりインナーにしてもジャケットにしてもより高機能であることが多いため、2枚で十分みたいですね。
逆に着込みすぎると汗をかきすぎてしまう恐れがあります。
また、より強度の高いライドで汗を多くかく時は、冬用インナーの下に夏用のドライインナーを着ておくのをオススメします。
冬用のインナーでも十分機能的ですが、夏用のドライインナーの方が吸水速乾性の面で圧倒的に優れています。
そんな夏用ドライインナーを1枚目に着ておけば、素早く汗を吸収し、さらにそれを冬用インナーが吸収してくれます。
つまり常に体がさらさら状態で、より快適なライドにしてくれます。
夏にも必須のアイテムですが、オールシーズン使えるとなればいつ購入しても遅くありません!
オススメの冬用インナーブランド
PEARL iZUMi パールイズミ
PEARL iZUMiは、1950年に東京で設立され、主にロードサイクリング、マウンテンバイク、トライアスロンに焦点を当てたスポーツアパレルを製造する会社です。
やはりサイクルウエアを専門に取り扱っているだけあり、申し分の無いくらい機能的なインナーです。
パールイズミの物作りは、ただ数値的に商品設計をするのではなく、社員の方が一ユーザとして、実際に着用した「感覚」や一般消費者の声を商品作りにしっかり活かしていることです。
数値だけに頼って作った製品は実際に着用してみると、変化する環境に対応できていないことが多いです。
しかし、パールイズミは人間の感覚もしっかり考慮して物作りをしているため、より実用的な商品に仕上がっているわけです。
そこで僕がオススメするのはパールイズミのインナーです。
パールイズミのインナーは、上記で説明した通り薄手、中厚手、厚手と3種類のラインナップがあります。
さらに言えば、首元まであるモックタイプもありますが、今回は日常生活や仕事でも兼用できるクルーネックタイプに絞って紹介していきます。
ウォームフィットドライアンダー(薄手/15℃)
ウォームフィットドライアンダーシェル(薄手/10℃)
コンフォヒート ロングスリーブ(中厚手/5℃)
コンフォヒート ハイネックロングスリーブ(厚手/0℃)
まとめ
自転車用のインナーは様々なブランドの物が出回っています。
どれも似ていると言ってしまえばそれまでなのですが、それぞれ特徴があります。
僕が実際に着用して、おすすめできるのはパールイズミのインナーです!
パールイズミのインナーはサイクリングに限らず、日常生活でも活躍します。
ユニクロのヒートテックは一世を風靡しましたが、安いだけあって機能性は最小限に抑えられています。
ヒートテックをパールイズミのインナーに置き換えることで、物も少なく出来ます。
日常生活兼サイクリング用インナーとして、検討してみてはいかがでしょうか!
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